新宿『成子天神社』の御朱印とご利益!都内で七福神巡りができる神社

西新宿のオフィス街の中にある成子天神

6年ほど前に一帯の再開発にともなって大規模な改修工事が行われたばかりのキレイな神社です。

以前から七福神が祀られ、都心で七福神巡りができる場所として地元では有名な神社でした。

でも、家からあまりにも近くてしっかりとお参りしたこともなければ、よく知らないことも多かったので、今回きちんとお参りしてくることに。

御朱印ももらってきたので、その時の様子を紹介します♪

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成子天神社の歴史

成子天神社の歴史はさかのぼること延喜3(903)年

菅原道真が左遷先の太宰府(福岡県)で亡くなったことを知り、家臣の佐伯と斎宮が太宰府から道真公の像を持ち帰ったことが始まり

この場所を菅公神社として祀ったことで神社が建立されました。

 

それから長い年月が経ち、江戸時代

徳川家三代将軍家光の時代に「天満天神社」として社殿を造営

明治27年には「成子神社」、昭和3年には今の「成子天神社」という名前になりました。

 

成子天神社のご利益

先ほど紹介した通り、成子天神社に祀られているのは菅原道真

道真公は平安京でもダントツに秀才だったことから、学問の神様として信仰されているのは有名ですね。

 

もちろん成子天神社のメインのご利益は学業成就

毎年、1~2月くらいになると受験を控えているであろう親子の姿が増えてきます。

お守りも学業や合格祈願のものがたくさんありますが、ほかにも安産や交通安全、立身出世など幅広い種類があります。

 

成子天神社の参拝の作法はオーソドックスな二拝二拍手一拝の方式

ご神前に立ったら軽く一礼

お賽銭を入れたら鈴を軽く鳴らしましょう。

ここで深く二度礼をします。(二拝)

次に手を合わせたら、右手を少しだけ手前にずらして二回手を叩く(二拍手)

手をきちんと揃え直してから、再び深くお辞儀(一拝)

さいごに軽く一礼してから神前から下がります。

 

七福神

成子天神の一番の見どころ、というか特徴といえば七福神巡りでしょう!

その名の通り、境内にはあちこちに七福神の像が点在

ちなみに我が家も毎年お正月の初詣は成子天神で七福神巡りをするのが定番になってます。

 

参道から入るとまず遭遇するのは「恵比寿」

漁業の神様で、ご利益は商売繁盛や五穀豊穣など

 

同じく参道にいるのは「大黒天」

ヒンドゥー教の破壊神シヴァの化身で、大国主命(オオクニヌシノミコト)とも

食物や財福・出世の神様としてこれまた商売繁盛や出世開運にご利益あり

 

鳥居をくぐってすぐのところには「毘沙門天」

もともとは戦いの神様で、悪霊を退けて財宝を授けてくれることから、武道や厄除け、家内安全などにご利益があるとされています。

 

境内に入って左側、神楽殿の隣にいるのは「弁財天」

七福神の中で唯一の女性の神様で音楽や知恵を司ることから諸芸上達や学業成就、恋愛成就にもご利益があります。

 

境内の奥にある北参道の入り口には「福禄寿」

南極星の化身とされ、ご利益は延命長寿や立身出世など

 

北参道をさらに奥へ進むと「寿老人」が登場

これまた南極星の化身で、福禄寿と同一の神様と見なされることも。

そのため延命長寿に家庭円満などご利益も似ています。

 

北参道の一番奥にいる最後の一人が「布袋和尚」

唐の時代に中国に実在したとされるお坊さんで持ってる袋からお金を出してくれることから商売繁盛、千客万来などにご利益があります。

 

あと、七福神には含まれないものの「木花咲耶姫命(コノハナノサクヤヒメノミコト)」という神様もいます。

山や火、酒造の神様で農業や火難除け、安産などにご利益があるとされてます。

 

成子天神社の御朱印・御朱印帳

お参りが終わったら御朱印を受けに社務所へ

成子天神社ではご朱印帳も用意しているので、持っていない人はここで買うのもアリですね。

真っ黒に銀の文字で彩られているのがなんともクールでかっこいい

すでに花園神社で御朱印帳は買っているけど、なんだかこっちも欲しくなる(笑)

 

もちろん持っている御朱印帳に書いてもらうこともできます。

御朱印帳は1,500円で御朱印だけなら300円

御朱印の受付時間は9時から16時まで

社務所は17時までですが、御朱印は16時までなので間違えないようご注意を

 

御朱印は天神さまのシンボル、梅の花をデザインした印章の上に力強い字体で「天満宮」の文字

 

成子天神社の境内

成子天神社の入り口は青梅街道沿いにあります。

 

 

 

なにやら記念の石碑も建てられていて、よく見てみると皇太子(今の天皇)の生誕を記念して建てられたみたい

昭和9(1934)年5月建立なので84年も前にもなるんですねぇ

 

山道を途中に大きな鳥居

6年ほど前の大規模な改修工事でこの鳥居も新しくなったばかり

なのでまだまだ綺麗です。

 

鳥居を超えたところには手水舎

 

参道と境内の境界には立派な山門がそびえ立つ

普通こういう山門には一対の阿吽像が安置されていることが多いんだけど、ここでは珍しく風神雷神像が飾られています。

門をくぐって境内に入るとすぐ右側に神輿庫があります。

毎年9月の例大祭で使われる神輿たち

ガラス張りになっているので近くでじっくりみることができます。

その隣には社務所

境内の左側にはキレイな神楽殿

お祭りの時などにはここで神楽の舞が披露されるはず。

実際に見たことないけど・・・

隣には小さな祠が並んでいます。

真ん中にある一番大きな祠は「大神宮」と呼ばれ、ここが天神社となる前に祀られていた天照皇大神を祀ってます。

井戸が目の前にある小さな祠は「水天宮」

この井戸、飾りでなくちゃんと水が出るんですよ~

境内の正面には一対の狛犬と

撫で牛

牛は菅原道真の乗り物とされているので、成子天神社だけでなく全国の天神さまには撫で牛が祀られていることが多い。

体の具合の悪いところや病気のところを撫でると悪い部分が牛に移って病気などが治ると信じられている。

そう考えるとこの牛もなんか可哀想に思えてくる。

本殿も改修工事で建て直されたのでとってもキレイ

朱色に塗られた柱に細かくカラフルな模様が描かれているのが美しい

本殿の横には卵形の石が7個

その昔、大祭のときに力比べをするために使われていたんだとか

重さは一番軽いもので約150kg

一番重いものだと約218kgもあるらしい!

改修工事の際に一帯が再開発され、境内にはタワーマンションが建ちました。

天神さまの土地に立つマンションなんてそれだけでご利益がありそうw

ふと後ろを振り返るとそこには新宿の高層ビル軍がそびえ立つ。

 

富士塚

境内の奥、北参道の横には「富士塚」と呼ばれる小さな人工の山があります。

大正9年に富士山の溶岩を運んで作られているので、ちゃんとした富士山の分身ということになりますね。

いわゆるパワースポットというやつ

改修工事が行われる前はこの山のあちこちに七福神が祀られていました。

初詣の時にちょっとした山登り気分でお参りするのが楽しかったけど、今はなにもない小山になっている。

かなり道がゴツゴツしているのでヒールなんかで登るのは禁物

山頂への最後の階段はかなり危険だけど

山頂はちょっと見晴らしが良くて気持ちいい

小さな祠が一つだけポツンとある。

富士塚の高さは約12m

下を見下ろすと結構な高さがあるように感じる。

高所恐怖症の人はやめたほうがいいかも?w

 

成子天神社へのアクセス・駐車場

最寄駅

・東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」より徒歩4分

・都営大江戸線「都庁前駅」より徒歩12分

・西武新宿線「西武新宿駅」より徒歩13分

・JR私鉄「新宿駅(西口)」より徒歩16分

 

駐車場

神社には参拝者用の駐車場があります。

利用に際しては事前に連絡が必要となります。

(出典:成子天神社公式HP)

 

成子天神の基本情報

・住所:〒160-0023 東京都新宿区西新宿8-14-10

・参拝時間:24時間 ※社務所は9時~17時まで

・御朱印初穂料:300円

・御朱印帳:1,500円

・TEL:03-3368-6933

 

さいごに

いかがでしたか?

新宿のビル群に囲まれた成子天神ですが実は1000年以上もの歴史を持つ由緒ある神社だったんですね、知りませんでした(^_^;)

ぜひみなさんもご利益をいただきに参拝しに行ってみてくださいね。

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