先日、新型シビックタイプR(FK8)に試乗してきました!
普段、僕は前々型のシビックタイプR(FD2)に乗っているんですが、少し前にいつもお世話になってるホンダの営業マンの方から
「新型タイプRの試乗会やるんだけど来ませんか?」とお誘いが!
もちろん二つ返事で「行きます!!」
今回はそのときの様子や試乗して感じたことなどを余すことなく紹介します!(^O^)/
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目次
新型シビックタイプR(FK8)の基本スペック
シビックタイプRの基本スペック表です。
比較用に前型(FK2)と前々型(FD2)のデータも載せたので、参考にしてみてください。
FK8 | FK2 | FD2 | |
車名・型式 | DBA-FK8 | DBA-FK2 | ABA-FD2 |
駆動方式 | FF | ← | ← |
トランスミッション | 6速マニュアル | ← | ← |
全長/全幅/全高 | 4.560m/1.875m/1.435m | 4.390m/1.880m/1.460m | 4.540m/1.770m/1.430m |
ホイールベース | 2.700m | 2.600m | 2.700m |
トレッド 前/後 | 1.600m/1.595m | 1.605m/1.530m | 1.505m/1.515m |
最低地上高 | 0.125m | 0.125m | 0.135m |
車両重量 | 1,390kg | 1,380kg | 1,260kg |
乗車定員 | 4名 | 4名 | 4名 |
客室内寸法
長さ/幅/高さ |
1.905m/1.465m/1.160m | 2.190m/1.510m/1.185m | 1.900m/1.470m/1.170m |
エンジン型式 | K20C | ← | K20A |
エンジン種類
シリンダー数及び配置 |
水冷直列4気筒横置 | ← | ← |
弁機構 | DOHCチェーン駆動 吸気2 排気2 | ← | ← |
総排気量 | 1.995L | ← | 1.998L |
内径×行程 | 86.0mm×85.9mm | ← | 86.0mm×86.0mm |
圧縮比 | 9.8 | ← | 11.7 |
燃料供給装置型式 | 電子制御燃料噴射式(ホンダPGM-FI) | ← | ← |
使用燃料種類 | 無鉛プレミアムガソリン | ← | ← |
燃料タンク容量 | 46L | 50L | ← |
最高出力 | 235kW[320PS]/6,500rpm | 228kW[310PS]/6,500rpm | 165kW[225PS]/8,000rpm |
最大トルク | 400N・m[40.8kgf・m]/2,500rpm-4,500rpm | ← | 215N・m[21.9kgf・m]/6,100rpm |
JC08モード燃費 | 12.8km/L | 13.0km/L | 11.4km/L |
主要燃費向上対策 | 直噴エンジン
アイドリングストップ装置 可変バルブタイミング 電動パワーステアリング |
直噴エンジン
アイドリングストップ装置 可変バルブタイミング 電動パワーステアリング |
可変バルブタイミング |
最小回転半径 | 5.9m | 5.9m | 5.9m |
変速比 | 1速3.625/2速2.115/3速1.529/
4速1.125/5速0.911/6速0.734/後退3.757 |
← | 1速3.266/2速2.130/3速1.517/
4速1.147/5速0.921/6速0.738/後退3.583 |
減速比 | 4.111 | 3.842 | 5.062 |
ステアリング装置 | ラック・ピニオン式
(電動パワーステアリング仕様) |
ラック・ピニオン式
(電動パワーステアリング仕様) |
ラック・ピニオン式
(パワーステアリング仕様) |
タイヤ 前・後 | 245/30ZR20 90Y | 235/35R19 91Y | 225/40R18 88Y |
主ブレーキの種類
型式 前/後 |
油圧式ベンチレーテッドディスク/油圧式ディスク | ← | ← |
サスペンション方式
前/後 |
マクファーソン式/マルチリンク式 | マクファーソン式/車軸式 | マクファーソン式/ダブルウイッシュボーン式 |
スタビライザー型式
前・後 |
トーション・バー式 | トーション・バー式(前) | トーション・バー式 |
生産国 | 英国製 | ← | 日本製 |
新型シビックタイプR(FK8)の外装
約束していた時間の10分ほど前にディーラーに到着♪
そこには待望の新型タイプRが!

個人的にタイプR=チャンピオンシップホワイトだったので、てっきり白かと思ってましたが^^;
最初見たときはインプレッサが停まってるのかと勘違い笑
でも、こうして実車を見るとスポーティなブルーもなかなか悪くない。
ホンダの赤バッヂにタイプRエンブレム

フロントライト周りはかなり厳ついフォルムでカッコいい♪

フロントのアンダースポイラーはいかにもダウンフォースに効果あり!的な形

ドンッ!と張り出したフロントフェンダーの後ろにはエアベント

ボンネットにはいかにもターボ車!という感じのインテーク

リアのスタイルも低重心のどっしりとしたデザイン

ますます巨大化したリアスポイラーはかなり複雑な形状になってます!

ルーフのスポイラーはかなりメカメカしくて、例えるならガンダムっぽいかも

センター3本出しのマフラーはかなりの存在感!
2Lターボ車とは思えない笑


シビックのエンブレムに

タイプRのエンブレム

そしてフロントフェンダーからリアにかけて♪

フロントとサイド、リアそれぞれのスポイラーはブラックのカーボン調をベースにレッドラインのデザインでスポーツ感を演出
ただ、個人的には“カーボン調”はチープな感じがして好きじゃないのでシンプルにマットブラックとかの方が好きですね^^;
新型シビックタイプR(FK8)のホイール&足周り
今度は足周りです。
第一印象は「ホイールでっか!!」

今、我が家で乗っているFD2が18インチ
対してEK8は20インチ、そりゃデカイわけだよね~
ホイールは艶ありブラックにリムにレッドラインのペイントでかなり引き締まって見える!
タイヤはコンチネンタル製
あれ?と思ったけどよくよく考えたら車がイギリス製造だから当然といえば当然


でもって245/30ZR20 90Yという今まで見たことないタイヤサイズ

僕「おぉ~、めちゃくちゃ珍しいサイズのタイヤ履いてるんですね」
営業マン「多分ホンダの市販車だったら初めてじゃないかな」
僕「高そうだなー!交換っていくらくらいになるんですか?」
営業マン「いやぁ、バカ高いだろうから調べてない笑」
・・・いったいいくらするんだか^^;
ブレーキキャリパーはタイプR定番のブレンボ製アルミモノブロック対向4ポッド

その上ブレーキディスクはφ350mmのドリルドローター
写真では分かりづらいですが、ディスクの内側にはピラーフィンもついているので対フェード性能も申し分なさそう!
ただパッドの消耗もめちゃ早そう!

一応リアも♪

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新型シビックタイプR(FK8)の内装
続いては内装をチェック!
まずは運転席から
タイプRらしい赤のアクセントカラーが入っているので派手には見えるものの、基本的にはノーマルのシビックと大きくな違いはないです。

シートはホンダ内製のスポーツタイプ
FD2のオリジナルシートような変な硬さや突き返し感はなく座りやすかったです^^
(ちなみに我が家はレカロのフルバケに変えちゃってます)

シフト周りもいたってシンプル
左側にはアイドリングストップのON/OFFスイッチとドライブモードのセレクトスイッチ
右側はブレーキホールドとパーキングスイッチ

ステアリングの右にはイグニッションボタン
赤く光るのが地味にテンション上がる!

メーターは真ん中がスピード&タコメーター、あと左上の小さな正方形の中に今のギアポジションが表示されます。
右は燃料計に左が水温計

ペダルはアルミにゴムのボツボツがついたお馴染みのタイプ
特に問題はないけれどあえていうなら、アクセルペダルはオルガンタイプの方が圧倒的にコントロールしやすいですね!
FDはオルガンだったのにちょっと残念

フロントシート(運転席&助手席)

後部座席は前席とは打って変わってブラック基調
ステッチとシートベルトの赤がアクセントになってます♪

足元は大人でも十分な余裕がある広さで、後ろに座る人も快適に過ごせそう!

天井のスペースも十分あるので、最近のスポーツタイプの車にありがちな窮屈感はありません^^

トランクスペースはさすが、ハッチバックなだけあってかなりの広さ
ゴルフバックなら3、4個くらいは入りそう♪


新型シビックタイプR(FK8)のエンジン
そして最も肝心のエンジン周り!
パっと見ノーマルと大きな違いはないですが、赤いエンジンカバーがタイプRらしい

ちなみにボンネットについてるアルミの管みたいなパーツですが、実は表のインテークから入ったエアーを左右に流すダクトになってます。
つまりはインテークはダミーってことですね・・・^^;
“EARTH DREAMS TECHNOLOGY VTEC TURBO”
なんかタイプRというよりハイブリッドカーを連想してしまうw

見えづらいけどターボチャージャー!
こいつのおかげで2Lエンジンが320馬力を叩き出します!

ここまで一通り外装から内装、足周り、エンジンと写真で紹介しました♪
次は試乗して見たインプレッションを紹介します(^O^)
新型シビックタイプR(FK8)の試乗インプレッション

いよいよお楽しみの試乗!
最初の始動時はドライブモードは「スポーツモード」になってます。
クラッチを踏み込んでスイッチを押すと「ドゥルルルーン」と低いうなり声のようなエンジン音♪
でも、FD2と比べると防音材が多いせいか車内にいてもそこまでエンジン音が響いてこないような?
ちょっと物足りないかな??という気もしなくもないですが
とりあえず出発!
①スポーツモード

最初はデフォルトの「スポーツモード」で巡航~
まず思ったのは足周りのしなやかさです。
FD2はとにかく硬く、路面のコンディションが足からお尻からステアリングからビシビシ響いてくる感じで、人によっては不快に感じるくらいです。
ところが新型FK8タイプRは段差などに乗り上げた時の突き上げ感はほぼ皆無
程よく路面の動きに追従しながらも格段に乗り心地は良くなってますね。
アクセルも普通に操作する分には他のフツーの車とほぼ変わらない感じで、日頃この手のスポーツカーに馴染みがない人でも運転しやすそう
でも、いざグッと踏み込めばブワァー!っと加速するのはさすがタイプR!
②コンフォートモード

今度は快適性重視の「コンフォートモード」に切り替え
スポーツモードと比べて一番違うのは、当たり前だけど乗り心地ですね。
明らかにサスペンションが柔らかくなり車体の揺れも少なくなります。
あとエンジンもおとなしめになり、ロードノイズも少なくなるおかげで車内はかなり静か
フィットとかステップワゴンとほとんど変わらないくらいの印象なので、家族などの同乗者がいる時には重宝しそう!
③+Rモード

そして一番のお楽しみ「+Rモード」
切り替えた途端、メーター類が赤に変わり、エンジン、足周りが変わったことが表示されます♪
これ見るだけでめちゃテンション上がります!!
ちなみに切り替えると自動的にアイドリングストップ機能がOFFに
まず走り始める時に感じたのはクラッチのミートポイントがよりシビア、というかかなり手前で繋がるようになったこと
カタログには書いていないし、特にそういった謳い文句なども一切ないですが体感としては明らかに変化したのが感じ取れました。
走り始めると2つのモードよりも明らかにサスペンションが硬くなり、ステアリングも重くなります。
重くとは言ってもあくまで電子制御なのでFD2に比べれば圧倒的に軽く、操作しやすいです!
(というかFD2に慣れてると全ての車のステアリングが軽く感じます笑)
そして、前方が空いたところをすかさず踏み込みと
“グッ、ググググッーー!!”
と思いっきり引っ張られるような強烈な加速!!
明らかにNAとターボとの違いがはっきりと現れ、FF車ニュル最速の力を実感^^*
トルクもかなり太く、正直60kmくらいだったら2速でもかなり快適にドライブできるくらいです。
そして感動したのが自動ブリッピング機能
ギアを下げる時に普通ならアクセルを吹かして回転数を合わせるところを、全てコンピュータが勝手にブリッピングしてくれるので、何も考えずにギアを下げてもシフトショックがありません!
それこそプロのドライバーがヒールアンドトーをパシッと決めたような感覚♪
この機能はかなり優秀だし、人を乗せているときの快適性にも貢献してくれそうです!
で、なんだかんだと遊びながら運転していたらあっという間に1時間が経過
ディーラーに戻り、試乗終了!
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新型シビックタイプR(FK8)の納期&価格
戻ってきてから営業マンとあれやこれやとタイプRについて聞いてみた中で、納期と価格については簡単にまとめておこうと思います。
現行のFK8タイプRは2017年9月から販売開始していて、初期にオーダーした人たちへのデリバリーが年明けあたりから始まったようで、ようやく街中でもたまーに見かけるようになってきました。9月にオーダーしてもデリバリーまで約3、4ヶ月
ちなみに2018年4月時点での納期は約12ヶ月くらいになるそうです。
生産台数が少なくしかも海外からの逆輸入になるので、しばらくはバックオーダー状態が続きそうですね。
価格については、車が車だけに基本的には値引きなどはやっていないみたいで、本体価格が450万円、諸費用含めてプラス30万の480万円、オプションナビなどの追加でトータル500~510万円あたりが相場になっています。
やはりこの価格を見ると「シビックで500万かぁ・・・」と思ってしまうのも正直なところ
営業マンの方も「やっぱり安くはない。500万円と言ったら3シリーズとかCクラスだって見えてくる価格帯ですから。でも、それで輸入車を選んでもいいし、タイプRを選んでもいい。結局は好みの問題だから」
まさにその通りで、理屈で考えれば考えるほどファミリーカーやエコカーといった選択肢だって出てきます。
この車を買うときは理屈抜きで「欲しい!」と思えるかどうか、唯その一点に尽きると思います。
感想
かなり長々と書いてしまいましたが、新型シビックタイプR(FK8)の試乗インプレッションを紹介しました!
普段FD2タイプRに乗っている身からするとFK8は同じシビックタイプRといっても「全く別次元の車」です。
これまで紹介したような電子装備もかなり多いし、今時の車に求められる快適性もかなり充実しています。
見方によっては進化したとも言えるし、スパルタンさがなくなったとも言えるかもしれません。
でも、よくよく考えればほとんど同じもしくはちょっと毛が生えたような変化しかなかったらわざわざ新しいタイプRを作る必要もないですよね。
もちろん「もうちょっとこうだったらな」と思うところはありますが、時代に合わせた進化を遂げつつ、ホンダらしさを十分に感じられる楽しい車だと思います!
お金があったらFD2とFK8の2台持ちができれば幸せですが笑
これからFK8を買おうと考えているときの参考になれば嬉しいです^^*
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