初めての献血!必要なものは?痛いの?400ml献血をしてみた感想

特にこれといったきっかけがあったわけではないんだけど、つい先日、新宿で生まれて初めての献血をしてきました。

何年か前からなんとなーく一度はやってみたいなーと考えていたんですよね。

と言うのも、今まできちんとした血液検査を受けたことがなく、自分の血液型がわからなかったので、献血に行けばわかるからというのが一番の理由w

ただ、献血をする上で避けられないのが“注射”

別に苦手というわけでもないけれど、献血ともなればそれなりの太さの針を刺されるんだろうからちょっと怖い気もしたりして・・・。

でも実際に行ってみると痛みも想像してたほどじゃなかったし、看護師さんの手際も良くて時間もそれほどかからずサクッと済ませることができました。

それにちゃんとした血液型もわかったし!こんな簡単ならもっと早くに行っとけばよかったな~なんて感じてるくらい。

今回はそんな初めての献血に行った時の流れや感想を紹介していこうと思います。

<献血をする意味>

日本赤十字社のホームページを見ると

“わが国では、病気やけがの治療のため、輸血や血液製剤を必要とする人たちが数多くいます。この血液製剤は、健康な方々から自発的に無償で血液を提供いただく「献血」により作られています。わが国の血液事業は、「献血」によって支えられており、血液を必要とする多くの患者さんが、日々救われています。”(出典:日本赤十字社)

最近だと人工臓器の研究だなんだって技術が進歩しているけれど、それでもまだ実用化には至っていません。

血液も同じ。

“人工血液”と言うものはできておらず、医療現場では輸血の際には献血で提供された血液が使われ続けています。

これから技術が発達して、いつかは人工血液が作られて献血も必要なくなるかも知れないけれど、それはまだまだ先の話。

おそらくこの先数十年の間は輸血のために献血が必要になるでしょう。

<献血をする3つのメリット>

<>①気軽に社会貢献ができる

献血をする一番のメリットといえばやはりコレ。

「社会貢献」と言うと災害復興のボランティアだったり、募金活動など時間や手間、お金が必要なイメージが強い。

その点、献血は健康などの条件さえ満たせば誰でも簡単にできるのがいいところですね。

しかも、それでいて人の命に関わる重要な役割を果たせるのが献血の大きなメリットでしょう。

まぁ、そうは言っても自分にそんなに崇高な目的があったわけではないんだけどw

<>②自分の健康状態や血液型を知ることができる

献血をすると自分の血液型はもちろん、コレステロールやヘモグロビン、赤血球数など自分の血液が判定され、基準値と比べてどうなのかを知ることができるので、今の自分の健康状態を知ることができます。

血液検査としてはちょっとした健康診断なんかよりよっぽど細かく判定してくれます。

<>③無料で飲み物やお菓子が食べられる

献血ルームといえばお菓子や飲み物が食べ放題というイメージがあったんですが、まさにその通りでしたw

とはいえ献血して減った分の血液や水分を補うために用意されているので、持ち帰ったり常識はずれなほど食べまくるのはやめましょう。

<献血の流れ>

献血当日の大まかな流れは次の通り。

①受付(約5分):本人確認、献血に関する同意事項の確認など

②個人情報の登録(約10分) ※初回のみ

③問診(約5分):血圧の測定、健康状態の確認など

④血液検査(約5分):血液型や血液成分のチェック

⑤採血(約15分)

⑥休憩(最低10分以上)

<>献血の所要時間

受け付けから献血を終えるまでの時間は大体40分前後。

初回に限っては注意事項の説明や個人情報の登録などがあるので1時間弱くらい。

いずれにしても、ある程度は時間の余裕がある時に行くのがオススメ。

<>必要なものは?

初めて献血に行くときに必要なものは運転免許証や健康保険証など身分が証明できるものさえあればOK。

地内に2回目以降は献血カードを作ってもらえるので、それさえあれば献血ができます。

<>予約はできる?

一度献血をしてから「ラブラッド(複数回献血クラブ)」に登録すると、パソコンやスマホから簡単に全国にある献血ルームの予約ができるようになるので、少ない待ち時間で献血ができますよ。

<献血ができる条件とは?>

献血をするためには当然、色々な健康条件や血液成分の基準を満たしている必要があります。

<>献血できる年齢は何歳から何歳まで?

献血ができる年齢は16歳(高校生)から69歳までの健康的な人なら誰でも献血が可能。

ただし、65歳以上の場合は60~64歳の間に献血したことがあることが条件となります。

<>献血には2つの種類がある。

一口に“献血”と言っても実は、内容によって主に2種類に分類されます。

1つ目は「全血献血」と呼ばれる方法。

簡単に言えば注射針を使って血をそのまま採血するもので、一般的に献血と聞いてイメージするのはこっちですね。

また、献血量は体重や健康状態によって400mlか200mlのどちらかになります。

そして2つ目は「成分献血」というもの。

読んで字のごとく、血液中に含まれる一部の成分だけを抽出する方法です。

具体的には血中の血小板や血漿(けっしょう)のみを抽出して、体内で生成するのに時間の掛かる赤血球は体内の戻します。

全血献血と違って体への負担が少なく、次に献血できるまでの期間も短いのが大きなメリットです。

<>献血ができる条件

献血する上で体重や健康状態によってできる献血の種類が変わってきます。

基準となる数値は次の通り。

(出典:日本赤十字社公式HP)

<こんな場合は献血できない>

たとえ数値上の条件を満たしていたとしても、薬を飲んでいたり病気にかかっている場合は献血はできません。

次のような場合は原則として献血できないので、該当していないかチェックしてみてください。

・当日に体調不良、薬を飲んでる、熱がある。

・3日以内に歯石除去など出血がある歯科治療を受けた。

・一定期間内にインフルエンザなどの予防接種を受けた。

・6ヶ月以内にピアスをあけた。いれずみを入れた。

・切り傷などの外傷がある。

・人や動物に噛まれた。

・心臓病や悪性腫瘍、ぜんそくなど特定の病気にかかったことがある。

・輸血や臓器移植を受けたことがある。

・エイズや肝炎に感染している、もしくはその疑いがある。

・クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)にかかっている、もしくはその疑いがある。

・妊娠中もしくは授乳中。

<実際の献血の様子はこんな感じだった>血圧 針 太さ 痛い 怖い 包帯

この日、訪れたのは新宿西口の献血ルーム。

到着したのは午後4時前。

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まずは建物の前で身分の確認や献血に関する簡単な説明を受けます。

平日だったこともあって、受付は2~3分で完了。

そのあとすぐに献血ルームの中へ。

中に入ったらまずは飲み物を飲むように言われるので、無料の自販機で好きな飲み物をチョイス!

お茶やコーヒーがあるのは想像してたけど、ココアやカルピスまであるとは・・・

飲み放題だからって飲みまくってたらかえって太りそうだな~(笑)

2

コーヒーを飲みながらお菓子を食べて・・・

まったり午後のティータイムを楽しんでいたら

「次の方どうぞ~」

3

今度は正面のカウンターで登録した情報を確認したり、注意事項の解説ビデオを見ます。

4

間髪入れずに次は問診。

最初に血圧を測って、そのあとに今日の体調やこれまでの病歴なんかをあれこれ聞かれます。

ほとんどが最初の受付の時に確認した内容なので、同じように答えればOK!

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<>検査 

血液型

問診が終わったら、次は血液検査。

いよいよ血管に注射針を刺される時が来た・・・。

と言っても別に注射が苦手、ってわけでもないんだけどw

でも血管に異物が入ってくる独特の感覚は何度やっても慣れない。

腕を消毒するあたりから「あぁ、いよいよだな」と妙な緊張感が襲ってくる。

そんな時はいつも看護師の人とやたらと話しまくるんですよね。

黙って見てると余計に緊張するし、痛みも強く感じてしまうもの。

話していれば気が紛れて、気づいた時には終わってるので注射が苦手な人はとにかく話しかけてみるのがオススメw

<>針の太さ

で、話し始めてふと気になったのが注射針のこと。

注射針って一体どれくらいの太さなんだろう?って気になったことないですか?

全然関係ないこと話そうと思ったけど特に話題が思いつかなかったし、結局、注射のことが気になっちゃって仕方なかったもんで(笑)

素直に「献血で使う注射針ってどれくらいの太さなんですか?」と聞いてみたら丁寧に教えてくれました。

聞くと血液検査で使うのは24ゲージという太さの注射針。

一方で、採血で使うのは18ゲージ。

“ゲージ”というのは注射針の太さを示す単位のことで一般的には数字が小さくなるにつれて、針が太くなります。

ただ、“ゲージ”のままじゃ実際の太さがわからないので、mmで表すと

24ゲージ:0.56(±0.02)mm

18ゲージ:1.25(±0.02)mm

<>その場で血液型がわかる

検査では採血したその場で血液を検査薬にかけることで、すぐに血液型がわかります。

この検査は「ABO式血液型判定法」というもの。

AとB、二つの試薬があり、血液を混ぜると血液型によって血が固まったり溶けたりして血液型が判定できるようになってます。

これが実際の様子。

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見ての通り、Bの方はきれいに溶けて混ざっている一方で、Aは血液が固まってます。

Aが固まればA型で、Bが固まればB型。

もしどちらも固まらなければO型、逆に両方固まればAB型です。

なので僕の血液型はA型ということになります。

同時にエイズなどに感染していないかを検査するんですが、結果が出るのは翌日以降。

とりあえずこの時点で問題なければ、採血へと進みます。

<>いよいよ採血

採血はこんな感じでベッドに寝て安静状態で行います。

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さっき書いた通り、採血で使う針は18ゲージという普通よりも太い針。

検査で使った注射器を刺した時は「チクッ」という感じだったけど、こっちの針は刺した瞬間素人でもぶっとい針で刺されてるのがわかるほど。

刺した時は「ズブッ!」と血管に物が入ってくるのが感じるくらい!

ただ、なぜだか太い針よりも細い針の方が痛かった気がします。

(2回目だったからかも?)

こんな風に腕に針を刺したまましばらくの間、ひたすら血を抜かれますw

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採血の最中は特にこれといった痛みや違和感はなく、むしろあったかくて眠くなるくらい。

ただ、血を吸い取る時に血管にブルブルっと機械の振動が伝わってくるのがちょっと奇妙な感覚でしたね。

10分ほどで採血は無事に終了。

止血をしてもらった後、その場で強制的にお茶かジュースで水分補給をするように言われるので、ゆっくりと起き上がってからもらったジュースを飲み干します。

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そのあとは待合室で最低10分以上の休憩をとりましょう。

しばらくの間は血を抜いた影響で立ちくらみが起きたりするので、ここでもまったりお菓子を食べながらティータイムを楽しみましょう♪

<禁止事項を守らないと立ちくらみや倒れることも>

↑でちらっと触れた通り、献血をしたあとはごく稀に血圧が変化して立ちくらみがしたり気分が悪くなる、場合によっては倒れる場合もあったりします。

それもあって、献血後はしっかりと休憩して水分補給することを忘れずに!

特に

・ホームで電車を待つ時は線路から離れる。

・階段の上り下りの時は十分気をつける。

・トイレは座ってする。

・献血後2時間以内の入浴と当日のサウナの利用は避ける。

・直後の飲酒や喫煙もNG。

・激しい運動や重労働も控える。

などなど、体に負担のかかるようなことはしないように注意!

もし、歩いていて気分が悪くなったりフラフラっとするようなら、すぐにその場でしゃがんだり座ったりして安静にしましょう。

あとは献血後に献血可否のチェック事項に該当しないかをもう一度確認。

万が一、当てはまることがあるようなら必ず当日中に電話で連絡しましょう!

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<初めての献血カードをゲット!>

一通り献血が終わると最後に「献血カード」がもらえます。

このカードがあれば今回登録した個人情報がすぐに照会できるので、次回に献血する時は忘れずに持ってきましょう。

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<>次に献血できるまでの間隔・期間は?

カードの裏側を見てみると、今回献血した内容の下に次にいつ献血できるのかが書かれてます。

体重や体調によっても若干変わるかもしれないですが、再び献血できるまでの期間はおおよそ3ヶ月くらい。

ただし、血漿・血小板のみの成分献血であれば2ヶ月後にはできるようになります。

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<複数回献血クラブ「ラブラッド」>メールクラブ ログイン

血液検査の結果は1週間ほどするとハガキで自宅に送られてきます。

でも「検査結果を知るのに1週間も待てない!」なんて時は献血の会員サイト“複数回献血クラブラブラッド”に登録するのがオススメ。

簡単な登録さえ済ませれば、最短で翌日には検査結果が見られるようになりますよ。

<>会員登録して検査結果を見てみる

まずはネットで「ラブラッド」と検索。

すると一番上に会員ログインのページがあるのでそれをタップ。

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サイトにアクセスするとトップに「新規会員登録」のボタンがあるのでポチッと。

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すると規約だなんだといっぱい書いてあって、その下に仮登録のボタンがあるのでタップ!

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仮登録の画面で献血カードに書かれている「献血者コード」と「生年月日」、「メールアドレス」を入力します。

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入力を終えるとメールが届くので、そこからさらに本登録の手続きへ。

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本登録の画面で、再度、献血者コードやパスワードなどを設定します。

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登録が問題なく進めばマイページにアクセスできるはず。

血液検査の結果を見るには一番上の「献血記録を見る」へ。

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これでいよいよ結果が見れる!と思ったらまたパスワードw

初めての時は新しく設定しないといけないので「仮パスワードの発行」をポチリ。

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すぐにメールでパスワードが送られてくるので、入力してログインすれば・・・

でた!!

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でも詳しくみてもなんだかさっぱりわからん(笑)

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とりあえずどの項目も基準値内に収まってるから問題なし!w

なんだと思う。

<初めての献血をしてみた感想>

献血って聞くと注射が痛い!とか

血をいっぱい抜かれるから体に影響ありそう!とか

何かと気になることはいっぱいあったんですが・・・

実際にやってみると確かに注射針は痛いけど、看護師の手際がものすごく良くてパパッと終わらせてくれたし、採血の後でもしっかり水分補給を怠らなければ特にいつもと変わらず。

もちろん向こうもプロだから当たり前といえば当たり前なんだけどねw

むしろお菓子いっぱい食べられたり、自分の血液や健康状態を知れたりとメリットもたくさんあったな~と。

それでいて誰かの役に立てるのならまさに一石二鳥。

なんとなく興味はあるけどきっかけが・・・と今まで献血に行ったことのなかった人はぜひ一度トライしてみるといいですよ♪

献血ルームの検索はこちら→日本赤十字社http://www.jrc.or.jp/donation/

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