最近、高齢者による自動車事故が相次ぎ、ちょっとした社会問題にもなっていますよね。
それに伴った注目されているのが運転免許の自主返納!
うちの両親も60歳を超え高齢免許保有者の仲間入りをしたこともあって、色々と調べてみることにしました。
(とは言ってもペーパードライバーなので運転することはないですがw)
ということで今回は運転免許返納の特典やメリット・デメリット、手続きの仕方を紹介していきます!
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目次
運転免許を返納すると運転経歴証明書が貰える
運転免許証を自主返納した後に警察署などで申請手続きをすると「運転経歴証明書」というものがもらえます!
見た目は運転免許証にそっくりですが・・・

(出典:警視庁 http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/index.html)
運転経歴証明書のメリットとデメリット
『メリット』
・事故を起こすリスクを無くせる
・免許と同じように身分証明書として使える
・一度取得してからは更新手続きの必要がない
・企業の特典を受けられる
『デメリット』
・運転することができなくなる
・稀に身分証明書として使えない場合がある
当然ですが、免許証を手放すことになるので自動車事故を起こすリスクは100%なくなります!
そして運転経歴証明書のもう一つの大きなメリットは身分証として使える点ですね!
運転免許証と同じく公安委員会が発行しているので身分証の効力としては、基本的に免許証と変わりません。
また、免許証と違って定期的な更新が必要ないので免許センターや警察署に足を運んだり手数料を払う必要がなくなります。
うちの親みたいに単に身分証として免許を持っているのであればむしろ早くに返納してしまった方が後先のことを考えると楽ですね^^
さらに三越伊勢丹や高島屋では買い物をすると自宅への配送無料といった特典を受けられる企業もありますよ!
>>高齢者運転免許自主返納サポート協議会加盟企業・団体の特典一覧
その反面、運転できなるのは大きなデメリットです。
返納するので当たり前なんですが、車がないと生活できないような地域に住んでいると返納するのは生活全般に関わってくるので難しいですね・・・
あとは場合によっては稀に身分証として認めてくれないことがあります。
ただ、最近ではマイナンバーカードを持っている方も多いと思うので、案外身分証としての役割も減ってきているかもしれないですね。
返納・申請手続き
免許の返納と運転経歴証明書の申請は警察署または運転免許試験場でできます。
基本的な手続きの仕方は全国共通ですが、今回は東京都を例にとってみます。
<申請場所・受付時間>
・運転免許試験場(府中・鮫洲・江東) →全日 午前8:30~午後4:00(正午から午後1時を除く)
・警察署 →平日のみ 午前8:30~午後5:15
・免許更新センター →平日のみ 午前8:30~午後5:15
<申請に必要なもの>
・運転免許証
・手数料(1,100円)
・申請用写真 ※当日撮影で良い場合は不要
返納と同時に運転経歴証明書を申請するのであれば、運転免許試験場でなくても警察署や免許更新センターでもOK
ただし、先に返納してから後日申請する場合は運転免許試験場でしか受けることができません。
また、運転免許試験場と免許更新センターであれば当日に発行してもらえますが、警察署だと発行までに2~3週間かかるので注意!
ちなみに
・免許取消基準に該当している
・免停中もしくは免停基準に該当している
・再試験の基準に該当している
場合は自主返納ができません。
代理で他の人が返納することはできる?
運転免許証の返納と運転経歴証明書の申請手続きは本人に代わりに家族など代理人が行うこともできます。
基本的な手続きの内容は変わりませんが、申請場所が限られ委任状が必要になります。
<申請場所・受付時間>
・運転免許試験場(府中・鮫洲・江東) →全日 午前8:30~午後4:00(正午から午後1時を除く)
・島部警察署(大島署、新島署他) →平日のみ 午前8:30~午後5:15
<申請に必要なもの>
・本人の運転免許証
・委任状
・代理人の住所・氏名・生年月日が確認できる書類
・本人の写真
・手数料1,100円
返納後の免許の再取得は可能?
もし免許を返納した後に「やっぱり免許が必要!返して欲しい!」となっても一度返納してしまうと免許証を再取得することはできません!
どうしても免許が必要となれば一から教習所に通う必要があるので、返納する際は本当に返納して大丈夫か?よく考えておきましょう!
さいごに
免許を返納すると運転はできなくなってしまいますが、運転経歴証明書があれば身分証としての役割は果たしてくれます。
大きな事故を起こしてしまったからでは遅いです。
もし少しでも運転に不安を感じ始めたら、ぜひ一度免許の返納を検討してみてはいかがですか?
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