教習中や運転に慣れないうちは怖くて苦手意識を持ってしまうポイントが結構ありますよね。
中でも「交差点での右折」は苦手な人も多いんじゃないでしょうか??
僕も最初のうちは直進してくる対向車のタイミングをぬって曲がるのが怖くてしょうがなかったのを覚えています^^;
教習所で右折の方法は教えてくれるものの、教科書と実際に運転するとでは全く違うし、いざ路上にでると恐怖心でなかなか上手く曲がれなくなってしまうもの。
運転歴も長くなり今となっては恐怖心は無くなったものの、重大な事故に繋がる可能性が大きいシチュエーションなので、今でも右折するときは十分に注意を払うようにしています(`・ω・´)
そこで今回はそんな交差点での右折するタイミングやコツについてあれこれ書いていきたいと思います!
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目次
交差点で右折するときの基本ルール
交差点での右折に関して道路交通法では
“自動車、原動機付自転車又はトロリーバスは、右折するときは、あらかじめその前からできる限り道路の中央に寄り、かつ、交差点の中心の直近の内側(道路標識等により通行すべき部分が指定されているときは、その指定された部分)を徐行しなければならない。(道路交通法 第三十四条-2項)”
となっています。
ここには右折の方法がごく簡単に書いてあるだけですが、もちろん直進や左折しようとする対向車が優先なのはいうまでもありませんね。
右折事故の過失割合は状況によって変わる
もしルールを破って事故を起こしてしまったら・・・
対向車が赤信号でで突っ込んで着たりしない限りは基本的には半々か右折しようとしていた車の方が過失割合が高くなります!(当然ですね)
参考に信号のある交差点での右直事故における過失割合を簡単にまとめてみました!
状況 |
基本過失割合 |
|
右折車 | 直進車 | |
①直進車、右折車共に青信号の場合 | 80% | 20% |
②直進車、右折車共に黄信号の場合 | 50% | 50% |
③直進車、右折車共に赤信号の場合 | 50% | 50% |
④直進車:黄信号で進入
右折車:青信号で進入後、黄信号で右折した場合 |
30% | 70% |
⑤直進車:赤信号で進入
右折車:黄信号で進入後、赤信号で右折した場合 |
30% | 70% |
⑥直進車:赤信号で進入
右折車:青信号で進入後、赤信号で右折した場合 |
10% | 90% |
もちろん交差点の状況やお互いの速度なんかによっても過失割合は変わることがあるので、あくまで参考程度に考えておいてくださいね。
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より安全に右折する方法とタイミングを交差点のパターン別に紹介
ちょっと余計に交差点での右折が怖くなるような話から始めちゃいましたが^^;
ここでようやく交差点でより安全に右折をするコツを紹介していきたいと思います!
大前提:絶対に無理をしない!
やはりこれが一番大事です!
慣れてくると対向車の動きや曲がれるかどうかのタイミングもつかめるようになってきます。
初めのうちは他の人が「行ける!」と思う場面でも、自信がなくて躊躇してしまうことも多いですよね。
特に後ろにも右折待ちの車いたりすると「早くいかなきゃいけない!」という焦りも出てくるもの
ただ、一番大事なのは早く右折することではなく、確実に安全な状態で曲がること
自分が自信を持って「安全だ」と確認できるまでは、後ろの車のことは気にしすぎず対向車の動きに集中しましょう^^
パターン1:片側1車線ずつの場合
住宅街やそこまで大きくない通りでよく見かけるタイプの交差点ですね。
こういった交差点の場合、交差点に進入したら中心手前あたりでそのまま止まります。
右折のために右にはみ出すと対向車の邪魔になるばかりか、正面から衝突される恐れもあるのでやめましょう!
後ろに車が詰まってしまうことも多いですが、確実に安全だとわかるまでは動かずに待つのがベスト
パターン2:片側2車線以上でお互いに右折専用レーンがある場合
幹線道路などの際規模な交差点だと右折専用レーンが設置されていることも多いです。
対向車線にも同じように右折専用レーンがある場合は車の右端が対向車の直進レーンの手前に差し掛かるところで止まりましょう!
この場所なら直進車の邪魔にならないのと同時に、対向車線の状況が見やすくなりますよ。
パターン3:片側2車線以上で此方だけに右折専用レーンがある場合
パターン2とよく似ていますが、対向車線には右折専用レーンがない場合です。
この時はパターン1の場合とほぼ同じで、交差点の中心まで直進したらハンドルはあまり切らずにそのまま待ちましょう。
パターン4:右折の誘導線と停止線がある場合
当たり前ですがこの場合には誘導線に従って交差点に進入したら、停止線の手前で止まります。
ただ、停止線ギリギリに止まっていると結構危ないので注意が必要です!
大抵は対向車を避けられるように線が引かれていますが、バスやトラックなど大型車が直進してくるとぶつかる恐れもあるので、停止線よりも少し手前に余裕を持って止まっておきましょう♪
パターン5:交差点の中心にダイヤマークがある場合
↑都市部だとあまり見かけることは少ないかもしれないですが、この場合はパターン1とほぼ同じです。
停止線がなく待機する場所が明確に決められていないので、安全とわかるまでは対向車線にはみ出さないようにしましょう!
パターン6:右折専用矢印が出る信号機の場合
最近かなり増えているタイプの信号機ですね。
この信号機がある場合には交差点手前の停止線のところで停止します。
直進&左折車と右折車とで通行できるタイミングが完全に分けられているので、基本的には対向車のことをそこまで気にする必要はありません。
ただ、赤信号を無視して直進してくる可能性もゼロではないので、曲がる時は念のため対向車線の状況も確認してくださいね^^
さいごに
いかがだったでしょうか?
上手く右折するコツといっても、感覚的にしかわからないポイントも多くなかなか文字だけでは伝わりづらい点もあったかもしれません^^;
ただ、改めて伝えておきたいのは「迷ったら止まる」ということです!
周囲の状況に流されて安全かどうかもわからないのに右折しようとすれば大事故に繋がり兼ねません。
運転手は右側にいるのでまだいいですが、万が一助手席に人がいたらその人は対向車にもろに突っ込まれることになります。
そうなればちょっとした怪我では済まないばかりか、最悪同乗者を死なせてしまうことだってあり得ます。
このことを肝に命じて、周囲の状況に流されず安全に右折することを心がけてくださいね!
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