レクサスといえば日本を代表する高級車メーカー
企業の社長さんや政治家さん御用達でラグジュアリーカーの代名詞的存在!
そんなレクサスのセダン『IS300h』に試乗するチャンスがあったので、乗り心地や操作性などのインプレッション、気になる価格や維持費についても紹介したいと思います♪
スポンサードリンク
目次
レクサスIS300h基本スペック
今回試乗したIS300hの基本スペックです!
車名 | IS300h “Version L” (2WD-FR) | |
車両型式 | DAA-AVE30-AEXLH | |
燃費(JC08モード) | 23.2km/L | |
エンジン | 種類 | 直列4気筒 |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン | |
総排気量 | 2.493L | |
最高出力[NET] | 131kW(178PS)/6,000r.p.m. | |
最大トルク[NET] | 221N・m(22.5kgf・m)/4,200~4,800r.p.m. | |
モーター | 最高出力 | 105kW(143PS) |
最大トルク | 300N・m(30.6kgf・m) | |
駆動方式 | 電気式無段階変速機(CVT) |
試乗したのは3代目になって初めてハイブリッド仕様が設定された「IS300h」
バージョンは高級志向の装備が施された“Version L”です!
エクステリア(外観)
まずは最も大事な外観から!
フロントデザインで一番目を引くのは、レクサスの代名詞にもなっているスピンドルグリル
初めて見た時はかなり違和感があったけれど、見慣れてきたのもあって迫力のある印象!

フロントライトのデザインはよーくみるとクラウンと似ている感じ
“Version L”は3眼式フルLEDライトが標準装備
車幅灯は上位車種のGSやLSと同じくL字型のLEDクリアランスランプを採用
これも今やレクサスの代名詞的存在になっているけれど、個人的にはあまり好きになれないデザイン^^;

真横から見たボディデザインは流れるようなスタイルでなかなかカッコいい!
ちなみにプラットフォーム(シャシー)はGSと共通となっており、IS用に溶接や接着などの工法がアレンジされています。

リアは比較的シンプルなデザイン

リアフェンダーから切れ込んだテールランプのデザインは新しいLSやLCにも継承され、後ろから見てもすぐにレクサスだとわかります。
これもあまり好きじゃないけどw
人によってかなり好き嫌いが分かれるポイントかな?

誇らしげなレクサスとIS300hのエンブレム


ホームページなどでは写っていないのでマフラー周りは初めて見ました。
2.5Lハイブリッドなのにしっかり左右2本出しになっています!

スポンサードリンク
インテリア(内装)
運転席
運転席周りはシンプルなデザイン
シートの素材はセミアニリン本革で、カラーは濃赤と黒で構成されたニュアンスブラック

シートの座り心地は言うまでもなく上質♪
座面の反発力は硬すぎず柔らかすぎずちょうど良い
この日はトータル4時間ほど運転しましたが、特に疲れることもなく快適でした^^*

エンジンのスタートスイッチはメーターフードの左側
ちょっと変わった場所にあります。

エンジンを始動するとナビ画面にレクサス

メーター中央にISのロゴが浮かび上がります。

本革巻のステアリングの中心にも誇らしげなレクサスのエンブレム

結構太さがあるので、手が大きめの人でもしっかりと握れる!

メーターは左がタコメーター、右がスピードメーター
シンプルながら上質なデザインが好印象♪

最近のオートマ車ではかなり一般的になってきたパドルシフトも装備
ちょっとした“スポーツ走行感”は味わえるものの、エンジンの損傷を防ぐためにある程度の回転数に達すると自動でギアチェンジされてしまいます(- -)
マニュアルに慣れていると正直、使い物にならない代物


ダッシュボードの中心にはアナログ式の時計
文字盤は高級感があるのに、針が白いプラスチックでチープな印象^^;

ヘッドライトのON/OFFと連動して時計の文字盤もうっすらとライトが点ります。
ただ、昼間に薄暗い場所でオートライトが作動するとかなり見辛い、と言うかほとんど見えない!

センターコンソールは上からエアコン、オーディオ、ギアレバーとナビ操作用のリモートタッチ

ギアレバーは程よい大きさがあり、あまり力を入れなくても確実に操作可能

ナビは「リモートタッチ」で操作
左腕をアームレストに自然に下ろしたような位置にあるのでリラックスした姿勢で操作ができます♪
この手のスイッチ類は結構ごちゃごちゃと複雑になることが多いですが、ボタンが少なくシンプルなので初めて操作するときでもわかりやすかったです!


ドアのオーナメントパネルは
“Version L”だと標準装備となるレーザーカット本杢

ドアハンドルのにはシートポジションのスイッチ
3パターンまで登録することができます。

アクセルペダルは大きめのオルガンタイプ
細かなアクセル調整がしやすく操作性は◎
あと、ブレーキはかなり効きが良く、ちょっと足を乗せただけで反応します!
もし車を買い換えたら、初めのうちはちょっと戸惑うかも??
それくらい良く効くブレーキでした!!

後部座席
3人がけの後部座席

広々!とまではいかないものの、足元のスペースもそこそこ

天井もある程度の高さが確保されているし、窓も大きめなので窮屈な感じありません♪


トランク

カタログ上のトランク容量はハイブリッド車で450L
リアシートは6:4分割のトランクスルーが可能

公式の謳い文句としては9インチサイズのゴルフバックが3個入るらしいんですが・・・

ちょっと3つはきついんじゃないかな~??
現実的には2つが限界ですかね^^;
乗り心地
いうまでもなく、乗り心地はかなりいい!!
ドアを閉めた瞬間、外の騒音はほとんどシャットアウトされ、オーディオをつけているとほとんど外からの音は聞こえないほど。
走ってみてもタイヤから響いてくるロードノイズはごくわずか
足回りはしなやかながら高速で走っていても不安さを感じさせない粘り、というか剛性感はしっかりとあります!
比べればLSなんかの方が圧倒的に乗り心地は上でしょうが、ISでも十分レクサスらしい乗り心地は楽しめるはずですよ♪
スポンサードリンク
エンジン
エンジンは2.5L 直4+ハイブリッド
ハイブリッドのシステムはクラウンハイブリッドとほぼ同じ

さすがハイブリッドだけあって加速力は抜群!
トルクはエンジンで22.5kgf・m、モーターに至っては30.6kgf・mを発揮
ちょっとしたスポーツカーなんかよりよっぽどいい加速をします笑
カタログ上の燃費は23.2km/Lとなっていますが、実際は街乗りで15km/L、高速に乗って20km/Lくらいですね。
まぁ、このサイズのセダンとしては悪くないと思います^^

4つの走行モード

運転席のセンターコンソールにはドライブモードセレクターがあります。
モードは燃費重視の「エコ」、走りと燃費のバランスをとった「ノーマル」
加速力重視の「スポーツ」、燃費を度外視して走りのポテンシャルをフルに引き出す「スポーツ+」の4つ
①エコ

その名の通り燃費最重視の走行モード
加速はゆったりとしたものになり、エアコンも燃費優先になります。
かなり加速が鈍くなるので、正直、今回の試乗ではほとんど使いませんでした(^_^;)
②ノーマル

エンジン始動時は基本ノーマルモードに設定されています。
燃費と走行力をバランスよく調整したモードで、「ノーマル」とは言いつつもしっかりとした加速力がありました!
4つのモードの中で一番使う機会が多いですね。
③スポーツ

燃費を少し犠牲にして加速力など走りに重きをおいたモード
メーター類が赤く光り、左のメーターがエコレベルの表示からタコメーターに変わります。
踏み込んだ時の加速力はまぁ上がったかな?というレベル
普段の街乗りレベルではほとんど差を感じられないので、個人的にはほとんど使わないかな~
④スポーツ+

燃費を無視して走りを最重視したモードです。
スポーツモードよりも加速力の変化はわかりやすく、踏み込んだ時のエンジン音も大きくなります!
とはいえ、あくまでもラグジュアリーセダンなのでスポーツカーのような感覚とはかなり違います。
ハイブリッドカーを選ぶ人にとっては無用の長物ですw
IS300hの車体価格
今回試乗したIS300h(2WD、Version L)の基本価格は578万8千円
ですが、この車はオプション装備として
・フロント225/40R18+リア225/35R18&メッシュアルミホイール(4万7,500円)
・クリアランスソナー&バックソナー(4万3,200円)
・ブラインドスポットモニター+リヤクロストラフィックアラート(6万4,800円)
・“マークレビンソン”プレミアムサラウンドサウンドシステム(23万4,360円)
が入っています。
カタログ上の価格としてはトータル613万4,660円(消費税込)
これに法定のリサイクル料金や自動車取得税などが掛かってきます。
購入時に掛かる諸費用としては
・自動車税(4万5千円)
・重量税(4万9,200円)
・自動車取得税(16万5千円)
・リサイクル料金(1万2,190円)
・自賠責保険(3万5,950円)
・登録費用(印紙代+代行費=約2万円)
・車庫証明費用(手続き+代行費用=約1万円)
です。
ただ、IS300hはエコカー減税の対象車種なので
・自動車税→約3万3,500円
・重量税→約3万円
・自動車取得税→約14万4,600円
が減額されます。
そうするとこの仕様のIS300hのトータルの購入価格としては
670万6,700円となります。
あくまでカタログ上の価格計算なので、実際には値引きや前車の下取りなど下がる要因はありますが、おおよそこれくらいという目安にはなると思います!
レクサスIS300hの維持費
いざレクサスISを買ったら当然年間の維持費が掛かってきますよね。
主な項目としては
・ガソリン代
・駐車場代
・任意保険代
・車検&定期点検費用
・タイヤ交換費
・オイル交換費
といったところですね。
ガソリン代
ガソリン代は当然走行距離によって変わるので、ここでは年間1万キロ、レギュラーガソリン140円/Lと仮定しておきましょう。
実装燃費が街乗り15km/L、高速20km/Lくらい
割合として街乗り6割:高速4割とした場合、
・街乗り:(6千km ÷ 15km) × 140円 = 5万6千円
・高速 :(4千km ÷ 20km) × 140円 = 2万8千円
→トータル8万4千円です。
駐車場代
今回、車を貸してくれた車の持ち主は自宅に駐車場があるので駐車場代はかかっていません。
ただ都内など都市部では駐車場を借りることも少なくないので、維持費として計算しておくことにします。
毎月の駐車場代を2万5千円とすると
となります!高い!^^;
任意保険代
任意保険はネット保険の普及で、以前と比べるとだいぶ費用が下がっています。
ここでは30歳、ゴールド免許、運転は本人限定、車両補償ありで試算してみます。
↓が見積もり結果です。

もちろん車両保険をエコノミータイプやなしに変更すればもっと安くすませることはできますが、車が車だけにあったほうが安心ですね。
車検&定期点検費用
レクサスを新車で買った場合、「新車保証」で5年(もしくは10万キロ)までは保証書に書かれている範囲内なら無料で修理を受けることができます。
また、新車登録日から3年間(車検前日まで)は「レクサスケア」で点検・メンテナンスも無料となります!
なので、考慮すべきは初回の車検費用です。
車検費用の内訳としては
・自動車重量税☆(2万円)
・自賠責保険☆(6万4,100円)
・印紙代☆(1,100円)
・法定点検費用(2万5千円)
・検査費用(1万2千円)
・車検代行費(1万円)
・消耗品費(3万円)
※☆マークは法定費用
トータル金額は16万2,200円
これを年間の維持費に換算するためには初回車検までの年数(3年)で割ります。
すると1年あたり5万4千円となります。
タイヤ交換費
タイヤの寿命は3~5万キロ程度なので、これも車検時に交換したと想定して、1年毎の費用に換算します。
タイヤの銘柄によっても変わりますが、おおよそ15万円くらいと考えておけば間違いないでしょう。
15万円 ÷ 3年 なので1年あたり5万円となります。
オイル交換費
↑のタイヤもそうですが、オイルなどの消耗品は新車保証やレクサスケアの対象外です。
オイルは半年もしくは5千キロ毎に交換するのが一般的で、レクサスのディーラーで交換した場合は1回あたり8千円くらいとなります。
年間1万キロ走行の場合は2回交換することになるので、オイル交換費用は1万6千円/年です。
レクサスISの1年あたりの維持費は?
ここまで色々な費用を見てきました。
改めてまとめてみると
・ガソリン代:8万4千円
・駐車場代:30万円
・任意保険代:13万円
・車検&定期点検費用:5万4千円
・タイヤ交換費:5万円
・オイル交換費:1万6千円
でした。
合計すると64万4千円!!
いやぁ、高いな~笑
もちろんディーラー以外のお店で点検や車検をすれば費用をもっと抑えられることもありますが、レクサスの場合は下手な場所で作業をすると保証の対象外となってしまいます!
そのため、基本的にはどんな作業もディーラーで行うのがオススメ
どうしても費用は高くなってしまいますが、レクサスに乗る以上はこれくらいの出費は我慢しなければいけないというところですね。
むしろこれくらいの費用でさえ出せないのであれば、そもそもレクサスに乗るのは秋rめた方がいいかもしれません^^;
スポンサードリンク
さいごに
いかがでしたか^^
私自身、初めてレクサスを運転しましたが、独特の高級感があって所有欲を存分に満たしてくれる車であることは間違いありません!!
もちろんその分、維持費などの出費も多くなるのでそれなりの金銭的余裕がないと乗ることはできないですね。
まさに乗る人を選ぶ車と言えるでしょう!
ですが、それらの壁を乗り越えて手に入れたときの満足感は他には代え難いものになるはずです。
もしちょっとでも興味があるのなら、ぜひ一度ディーラーで試乗してみてください♪
コメントを残す