S字とクランクを上手く運転するコツ!教習所の仮免試験をパスしよう!

教習所では路上でもなかなか使わないような運転技術を求められることがありますね。

その代表格といえばやっぱり”S字とクランク”じゃないでしょうか!

(脱輪するかもしれないあのハラハラ感、運転に慣れた今でも覚えています)

免許取ってからずっと運転していますが、あんな道遭遇したことがないですから笑

「路上でないならS字とクランクの教習なんてなくなればいいのに!」

なんて言いたくなるところですが、教習項目としてある以上は仕方がない!

いくら苦手で嫌でもなんとか克服するしかありません^^;

そこで今回はちょっと考え方を変えてS字とクランク、車の寸法や曲がる能力を比較した上で感覚に頼らない方法を紹介したいと思います!

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意外と余裕たっぷりのS字とクランク

教習所でS字とクランクの苦手意識が抜けない人は常に感覚だけに頼って運転しているからかもしれません。

というのもS字とクランク、車の曲がる能力を比べてみると案外道幅に余裕があるのがわかるはずです。

 

S字とクランクの大きさ

教習所にあるS字とクランクの道幅や曲がり具合、円の大きさなどは全て一律で決められています。(普通車、大型車、二輪車で変わりますが、ここでは普通車について取り上げていきます。)

S字

・道幅  :3.5m

・円の半径:7.5m

・孤の長さ:約8.8m

クランク

・道幅    :3.5m

・曲角の長さ :12m

・出入り口長さ:4m

 

車の寸法と最小回転半径

S字とクランクの寸法がわかったところで今度は車の大きさや曲がる能力を見てみます。

色々な車種がありますが、今回は教習車としてメジャーなマツダのアクセラを例にします。

マツダ アクセラ(セダン)

・車幅    :1.795m

・全長    :4.47m

・最小回転半径:5.3m

 

車の最小回転半径とはハンドルを目一杯切って曲がったとき、外側の前輪が描く円の半径のことです。

ただ、実際に曲がり切るのに必要なスペースは最小回転半径よりもさらに小さくなります。

※解説すると長くなるので今回は省略m(_ _)m

(出典:JAF Park Blog http://jafmate.jp/blog/)

 

車は余裕で曲がり切れる

それぞれの寸法がわかったところで実際に比べてみましょう!

まずS字から見てみるとS字の円の半径は7.5mあるのに対して、車の回転半径は5.3m

その差は約2.2mあり、数値上ではかなりの余裕があることがわかると思います!

 

対してクランクはというと曲がり角の対角線の長さは12m

このままだとイマイチわかりづらいので、クランクも円の半径に置き換えてみます。

曲がり角の内側を円の中心と仮定した場合、

 

 

こうして数値で比較してみるとS字もクランクも余裕を持って車が通れるようになっています!

もちろんあくまで理論としての話なので、運転するときには速度やハンドルを切るタイミングによって実際の感覚とはズレがあるかもしれません。

ただ、こうしてただ感覚的にぶっつけ本番的にトライするより、きちんと理論上でも通れることを知っておくだけで実際に運転するときに心の余裕が持てるようになるはずです♪

 

S字とクランクをうまく乗り切る5つのコツ

①落ち着く

いきなり精神論的な内容ですが笑

もちろん何の前置きもなく「落ち着け!」と言われたら無理な話ですが、先ほど紹介した通り、S字とクランク、車のサイズを比べてみてきちんと通れることがわかっていれば話は別

単に「大丈夫だ!できる!」と自分を信じ込ませるのではなく、しっかりとした根拠があるんですから^^

「ちゃんと通れるように作ってある」とわかっていればかなり落ち着いて運転できるはずですよ♪

 

②できるだけ外側を通る

失敗する人のほとんどが内輪差を見落として内側後輪が脱輪してしまっていると思います。

これはハンドルを切るタイミングが早すぎるというのもありますが、そもそも曲がるとき内側に寄りすぎていることも大きな原因

S字とクランクを通るとき、内側を通らなきゃいけないというルールはありません。

逆に言えば、どこを通ってもいいわけです。

それなら曲がるとき内側に余裕をたっぷり作れるよう常に外側に寄っておくといいですよ(^_^)

 

③見るべきところだけを見る

運転に慣れていない人にありがちなのがむやみにあちこち確認したがることです。

確かに「ぶつかるかも!失敗するかも!」と不安になるのは仕方ありません。

ただ、だからと言って常に360度警戒するのは意味がないですし、余計に緊張する原因

 

アドバイスとしては「見るべきところだけを見る」ということ

まっすぐ進むなら前、右に曲がるときには右側だけを見るんです。

「何を当たり前のことを・・・」と思うかもしれないですが、緊張していると無意識にあっちこっちと目線がキョロキョロ動いてるものなんですよ~

S字とクランクに限って言えば基本的には“曲がる”という操作になるので

曲がる方向の内側の後輪と外側の前輪

の位置に注目するようにしてください!

 

②で説明したように常にカーブの外側を通るようにしていれば、内側の前輪はそもそも縁石に近づくことはありません。

それに外側の後輪はドリフトでもしない限り脱輪することはないです。

(外側の後輪が脱輪する前に前輪の方が先に脱輪するはずです)

なので

左に曲がるとき→右前輪と左後輪

右に曲がるとき→左前輪と右後輪

を見るようにしましょう♪

 

④ゆっくり走る

スピードを出しすぎているのも脱輪する大きな要因です。

②の走る場所が決められていないのと同様に、走る速度もOOkm/h以上でないといけないなんて決まりはありません。

スピードが上がれば当然操作も素早くしないといけないですが、ゆっくり走れば時間をかけてハンドル操作ができるはず^^

マニュアル車なら常に半クラッチ状態

オートマ車ならアクセルは踏まず、軽くブレーキを調整しながらクリープだけで進めばかなり余裕ができますよ♪

 

⑤どうしてもうまくいかなければ質問する

いくら論理的にコツを紹介してもやってみると思い通りにいかないこともあるはずです。

そんなときは教官に自分の運転はどうだったのか?何が良くて何が悪かったのか?など聞いてみることも大切です。

ここで書いている僕は読んでくれているあなたの横にいるわけではないので手取り足取り教えることはできません。

 

ですが、すぐ隣に座っている教官はあなたの一挙手一投足を全て見ています。

教官だっていろんな性格の人がいます。

聞かなくてもあれこれアドバイスをくれる人もいれば、聞かれるまでは何も言わない人だっているでしょう。

「なんとなく聞きづらい」なんて思っていたらいつまで経ってもS字とクランクの地獄から抜け出すなくなってしまいますよ!

恥ずかしさや恐怖心は捨てて聞くべきときはしっかり質問することで、意外なヒントが見えてうまくいくことも多いですから^^

 

さいごに

今回はS字とクランクを切り抜けるコツをちょっと目線を変えて紹介してみました!

うまく伝わったかどうかは自信がないですが^^;

最後に一つ言えるのは教官や他の教習生もあなたと同じ人間

周りが全部AIだったら話は別ですが、同じ人間なんだから必ずできるようになります!

失敗したらやだなぁ、と思うのではなく、冷静に失敗した原因を振り返ってみてください。

そうしていればすぐにできるようになるはずですよ(^O^)/

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